Bluetooth接続のマウスでスリープが解除できるようになる方法(未確認)

WindowsでBluetooth接続のマウスを使用していると、PCがスリープ状態になったあとの復帰に手間取ることが多いと聞く。Bluetooth接続のマウスだとスリープ復帰ができなかったり、スリープ状態になったときに接続が切れてしまうために、スリープ復帰後の入力操作にタイムラグが生じたりするということだ。

これを防ぐ(マウス操作でスムーズにスリープ復帰できるようにする)には、基本的には
1. 有線接続にする
 →無線化したいのに、これでは本末転倒
2. USBドングル(受信機みたいなやつ)を使う
 →USB端子を一つ消費する、接続デバイスを切り替えられないなど
の二択だったが、

僕自身は、マウスは有線接続、キーボードはBluetooth接続なので、さほど問題に感じたことはないけど、解決できるらしい方法をネット上で見つけたので書き留めておく。
具体的には、タスクスケジューラの設定を編集することで解決できるようだ。
僕の手元でもキーボードはBluetooth接続なので、しばらく動作を見てみようと思う。

設定方法

スタートメニューまたは検索からタスクスケジューラを起動する。
ウィンドウ左側のツリー表示から、[タスク スケジューラ ライブラリ > Microsoft > Windows > Bluetooth] をたどる。
ウィンドウ中央に、「UninstallDeviceTask」というタスクが表示される。このタスクをダブルクリックまたは右クリックして「プロパティ」を選択すると、タスクのプロパティを開くことができる。
開いたダイアログの「トリガー」タブを選択する。トリガーは空欄になっていると思うので、ウィンドウ下部の「新規」をクリックする。
「新しいトリガー」ダイアログで、「タスクの開始」に「スタートアップ時」を選択する。下の方の項目は、自動的に以下のスクリーンショットのようになると思うので、「OK」をクリックし、設定を完了する。

タスクのトリガーが「スタートアップ時」となっているので、現状はこのタスクは実行されていない。タスクを右クリックして「実行する」を選択すると、状態が「実行中」に変わり、システムを再起動しなくてもタスクが動作している状態にすることができる。

このタスクについて調べてみようと思って検索したら、Microsoftのページがあったので見てみた。

・・・うーーん。どういうことか分からない。

とりあえず僕もしばらく動作の様子を見てみます。

MIDIデバイスからの入力を確認する(AKAI MPD18 / LPK25)

MPD18を入手したのでWindows10で使用しようと思う。

PCに接続して正常に認識はしているようだが、反応しないことが多々あるため、できるだけ簡単に確認するための方法を模索した。
今回はAKAIのMIDIキーボード「LPK25」とMIDIパッド「MPD18」を接続する環境で行った。

何はともあれPCに接続する

この段階で問題が発生する可能性はあまり無いと思う。
USBケーブルで接続し、[コントロールパネル > ハードウェアとサウンド > デバイスとプリンター] のデバイス一覧に「Akai MPD18」と「LPK25」が表示されていればいい。

MIDIが入力できるか確認する

問題の動作確認。

DAW、シーケンサー、楽譜作成ソフトなど、すでにMIDIデバイスの用途が決まっているならそのソフトで入力を確認すれば良いけど、
特に音ゲーやその他のソフトなど、音楽制作ではなくMIDIデバイスをキーボードと同等の入力装置として使うとなると、音をモニターできなかったりでなかなか厄介。
音楽素人ほどこういったところで躓きやすいのではないかなぁと思う。

とは言え、最低でも何かしらシーケンサーを使わないと確認はできないようだった(ソフトウェアMIDIキーボードなどでMIDIデバイスのモニターができたら一番手軽だったんだけどなぁ……)。

今回使用するのは、一番動作が手軽と思われたMIDI音楽編集ソフト「Domino」。

http://takabosoft.com

MIDIデバイスの動作確認をするだけであれば一番手軽だと思われた。
特にソフトの動作や操作について設定をする必要はない。

まずDominoを起動する。
恐らく初期は、ウィンドウ下部に「MIDI出力デバイスが設定されていません。[環境設定] から設定を行ってください」とメッセージが表示されているはず。

[ファイル > 環境設定] を開く。
「MIDI-IN」の項目を開き、「MIDI-INデバイス 1~4」に、接続しているMIDIキーボード、MIDIパッドを選択する。
「MIDI-OUN」の項目を開き、ポートAの「MIDI OUT デバイス」に「Microsoft GS Wavetable Synth」、音源に「GSm (Microsoft GS Wavetable SW Synth」を選択する。
※上記はオーディオデバイス環境等により選択肢が異なるかもしれません。
「OK」で環境設定を完了する。

特に追加のメッセージが表示されない場合は、元の画面に戻って適当にMIDIキーボードを入力すれば、ピアノロールやウィンドウ上部にある鍵盤が点灯し、入力が確認できる(音源を選択しているので音も出る)。

もし「○○○○(MIDIデバイス)を開けませんでした」といったメッセージが表示されていれば、PCに接続はできていてもMIDIデバイスは使用できる状態ではない。
ドライバの更新、接続の確認、再接続の繰り返しなどが必要。

USBハブを経由している場合はPCに直接接続したり、特に複数のMIDIデバイスが単一のUSBハブに接続されている場合は注意が必要かも。

Adobe After Effects – ワークスペースレイアウトについて考える

Aeの最小構成は、コンポジションパネルとタイムラインパネルに、ツール(Ctrl + 1)が表示されているだけのもの。
1画面の標準構成になると、プロジェクトパネル(Ctrl + 0)と、情報(Ctrl + 2)、プレビュー(Ctrl + 3)、エフェクト&プリセット(Ctrl + 5)、CCライブラリ、オーディオ(Ctrl + 4)がまとめられたパネルが増える。

まずコンポジションパネルはプレビュー画面を兼ねているため、極力マルチモニター環境で一つの画面を占有させたいと思う。

タイムラインパネルは最も頻繁に操作するパネルであって、また縦にも横にも広く使いたいパネルである。他のパネルの配置は、タイムラインを邪魔しないように考えるべきである。

ツールパネルは比較的小さく、またほとんどショートカットキーでも操作できるため、場所はどこでも良さそう。

Windows 10でApple Magic Keyboardを使えるように設定する

新しいPCでMagic Keyboardを使えるように設定します。
……という作業を今まで何度も行ってきましたが今回こそ決定版として記録すべく記事にします。
今回使用するのは「Magic Keyboard(テンキー付き)日本語(JIS)」です。

手順としては、
・「英数」「かな」キーを認識させる
・「英数」「かな」キーをシステムレベルでリマップする
・Google日本語入力でキーリマップを行い「英数」「かな」キーをmacOSライクな動作にし、「control」「command」キーをAutoHotKeyでリマップする

「英数」「かな」キーを認識させる

※結果的にこの工程は必要ありませんでした。

まずはじめに、BootCamp用のサポートソフトウェアをダウンロードしました。
2020/6/30現在でバージョン5.1.5722が公開されていたためそれをダウンロード。
※サポートソフトウェアの公開終了や、Windowsシステムアップデート等で使えなくなる可能性が高く、恒久的に有効な方法とは思えないためできれば避けたかったですが、現状はこれで乗り切ろうと考えました。

ダウンロードされたzipファイルを解凍し、
bootcamp5.1.5722\BootCamp\Drivers\Apple
にある
AppleKeyboardInstaller64.exe
を実行しドライバーをインストールします。

インストール後「英数」「かな」キーの動作を確認しました。
今回は「Keymill」というソフトを使用して状態を確認します。

10進数でのキーコード
16進数でのキーコード

「英数」が一番上、「かな」が2段目、3,4段目はスクリーンショットのキー操作です。
仮想キーコードはどちらも255(0xFF)、スキャンコードはそれぞれ113(0x71)、114(0x72)と認識されました。
またどちらも遷移状態が「True」と表示されるのみで、これはキーアップのみ反応している状態のようです。

どうやらテンキー無しのMagic Keyboardなど旧型のMagic Keyboardであればこの時点で「英数」「かな」キーが「無変換」「変換」キーとして認識されるはずなのですが、テンキー付きのMagic KeyboardはBootCampのドライバをインストールしても対応してくれないようです。
これは困った……

「英数」「かな」キーをシステムレベルでリマップする

とりあえずBootCampのドライバでは対応できなそうなので、レジストリによるキーリマップを試します。

「英数」「かな」キーはとりあえず認識はされているようですが、Windows上ではどの役割も割り当てられていないようなので、これらのキーにシステムレベルでリマップして「無変換」「変換」キーの機能を割り当てます。

Magic Keyboardではスペースバーの左に「英数」、右に「かな」キーが配置されており、標準的なWindows用キーボードでは同じ位置に「無変換」「変換(または「かな」等)」が配置されています。
Magic Keyboardの「英数」「かな」キーは、標準設定のままではWindows用キーボードに存在しないキーとして認識されています。
よって、それぞれをシステムレベルで「無変換」「変換」キーとして認識するように変更を加えます。

まず本来の「無変換」「変換」キーですが、
無変換:キーコード=vk1Dsc07B、0x7B
変換:キーコード=vk1Csc079、0x79
となっています。

これに対して現状の「英数」「かな」キーは、
英数:キーコード=vkFFsc071、0x71
かな:キーコード=vkFFsc072、0x72
ということになります。

レジストリエディタを使用してキーリマップを試みます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout

ここに新規バイナリ値として「Scancode Map」を作成、右クリックして「修正」を選択します。

「Scancode Map」のバイナリ値の編集 初期状態

数値を打ち込んでいきます。いろんなサイトを参考にして以下のように編集していきました。

1行目は「00 00 00 00 00 00 00 00」でなければならないようなのでそれで固定。
2行目、最初の8桁は変更するキーの数を指定しなければならないようです。数値は「1+変更するキー数」となるようで、今回は2つのキーなので「03 00 00 00」と入れました。
その後は8桁ずつ、「置き換え後(先)のキーコード・置き換え前(元)のキーコード」となるようです。
「英数」→「無変換」=スキャンコード(sc)0x71→0x7B=「7B 00 71 00」
「かな」→「変換」=スキャンコード0x72→0x79=「79 00 72 00」
とすれば良さそうです。
末尾には「00 00 00 00」を入れなければなりません。

編集後のバイナリ値

このように入れてみました。
「OK」で保存し、レジストリエディタを終了、ログオフ・ログインしてみます。

おそるおそる「英数」「かな」キーを押すと……

レジストリエディタでScancode Map編集後のKeymill

キャッ 変わってるわ!(歓

が、文字入力時の動作を確認してみても何も起こらない。
嫌な予感はしていたけど、どうも遷移状態が「True」しか無いことに問題があると思われました。
ここから先はAutoHotKeyでやるしかないか……

(追加工程)AutoHoeKeyで「無変換」「変換」キーの動作を追加する

ここまではレジストリエディタで、ここから先はAutoHotKeyで設定していくのは、以降の変更内容は他のキーボードを使用する時に元に戻したいから。
よってここからは.ahkファイルを作成していきます。

まず「無変換」「変換」キーを「アップ」した時に、再度「ダウン」「アップ」の動作が行われるようにAutoHotKeyで調整を試みます。
ただしキーのアップが二重になるため、操作がループしないように注意が必要そうです。

AutoHotKeyでは「(キー) up」「(キー名) down」と記述するだけで、キーのアップとダウンを指定することができるようです。

試行錯誤の末にたどり着いたスクリプトがこちら↓

vk1D up::Send, {vk1D}
vk1C up::Send, {vk1C}

スキャンコードで指定し、改めてキーコードを送信するスクリプトにすることで、押して離すまでの入力を送信できることが分かりました。

Keimillで確認した実際の動作

スクリプトを再読み込みしたりすると押して離すまでの動作2つだけになったりするし、その辺の詳細な動作はよく分かりませんが^^;

Google日本語入力でキーリマップを行い「英数」「かな」キーをmacOSライクな動作にし、「control」「command」キーをAutoHotKeyで「Win」「Ctrl」キーにリマップする

ここまで来れればあとは簡単(と思ってしまう自分)。
まずは「無変換」「変換」として使用できるようになった「英数」「かな」キーでIMEの有効化・無効化をできるようにします。

Google日本語入力のプロパティ「一般」タブのキー設定でキー設定の編集を選択し、入力キー「Muhenkan」に「IME無効化」、「Henkan」に「IME有効化」のコマンドを割り当てます。

ああ!これで「英数」「かな」キーが実質的に使えるようになった!
快適過ぎる!!(ここまでが長かったから……)

続いて「control」「command」キーのリマップをAutoHotKeyのスクリプトで行います。
先ほどの無変換・変換キーに関するスクリプトもテンキー付きMagic Keyboardを使用している間特有のスクリプトなので、そこに追加して以下のようにしました。

;「無変換」キーにリマップした「英数」キーを押すことでキーを再送信する
vk1D up::Send, {vk1D}
;「変換」キーにリマップした「かな」キーを押すことでキーを再送信する
vk1C up::Send, {vk1C}
;左controlキーを左Winキーへリマップする
vkA2::LWin
;左commandキーを左Ctrlキーへリマップする
vk5B::LCtrl
;右controlキーを右Winキーへリマップする
vkA3::RWin
;右commandキーを右Ctrlキーへリマップする
vk5C::RCtrl

作成したスクリプトのショートカットを作成し、
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\StartUp
ここにショートカットを入れておくことでシステムの起動時に自動的にスクリプトが実行されるようにしました。
もしMagic Keyboard以外のキーボードを使うようになったらこのスクリプトが実行されないようにショートカットを削除します。

なかなか苦労しましたが理想的なものになったと思います。
常駐ソフトやツールなどはできるだけ入れたくないですし。

Keychron K1 使用感まとめ

Keychron K1をクラウドファンディングで出資して買った。

購入経緯

今までApple Keyboardが好みだったので、職場・自宅のWindows PCでApple KeyboardとApple MagicKeyboardを使っていた。
また、MacBook ProではBootCampでWindowsを使用していた。
Windows PCへのキー対応は、AppleK Pro(有料ソフト)、AutoHotKeyとGoogle日本語入力のキーリマップで対応していたけど、
一番不便だったのは「英数」「かな」キーを機能させるためにいろいろと設定を変える必要があったこと。

(1)「変換」「無変換」キーが普通に使える、Windowsに対応したキーボード
(2)キーストロークができる限り浅く、良質な打鍵感の代替キーボード
(3)無線(独自規格ではなくBluetoothe接続)
(4)メカニカル系キースイッチ(青軸・赤軸・茶軸)が気になる

元々ロジクールGシリーズのG913が理想だったけど、価格が高いことがネックだったので、どうしても購入する必要が出るまでは先送りしていた状態だった。

そんな中、GREEN FUNDINGで1.2万程度の価格で出資を募集していて、またGREEN FUNDINGで使えるTポイントがけっこう溜まっていて実質更に安く手に入りそうだったため、出資に踏み切った。
テンキーは必要、キースイッチは他の実機を触って検討して赤軸、バックライトにこだわりは無い(OFFにできれば良い)、という条件で、「104キー仕様・RGBバックライト仕様「K1」」、キースイッチは赤軸でオーダーした。

詳細は各クラウドファンディングサイトのページなどを。

https://greenfunding.jp/piucrowdfunding/projects/3245

セットアップ

開封してみたところ、キートップはmacOS用になっていた(左右command、option等)ので、計5キーのキートップを付属のキーリムーバーで取り外して取り替えた。

取り替えたあと、一つだけキーが高くなっていたためもう一度外して確認したところ、取り付け時にキースイッチに接続するツメが折れてしまっていた。
何となく折れそうな気がしたので気を付けて取り付けたつもりだったけど、そもそも素材・構造的にそんなに強くないらしい。
幸い2本あるツメのうち1本が折れただけだったので、片方だけ挿し込んで使うことにした。ガタつきはないので問題ない。

Bluetooth接続は [Fn + 1~3] キーの長押しでペアリングモードにして行う。
3デバイスをペアリングして、[Fn + 1~3] のキーコンビネーションで切り替えができるらしい。
iPadやAndroidスマホで試してみても良かったけど、今のところ必要は無いのでペアリングはしていない。

キーボード奥側側面にスイッチがあり、mac/iOSモードとWin/Androidモードを切り替えられる。キーボード右上にあるランプで、現在どちらのモードかが確認できる。

バックライトは専用?のスイッチがあり、パターンを変えられる。思ったより多彩な発光パターンが選べる。

※以下、付属のマニュアルは最低限しか読んでいません。

使用感
【1】打鍵感や反応

とりあえず日常の操作、ゲームの操作などを試してみたが、違和感はない。
ストロークが異なるけど赤軸スイッチの使用感は他の実機で試していたため打鍵感は想定どおり。ただストロークは想像していたよりはちょっと深いかも。

【2】デザイン

まぁこれも出資に踏み切った一つの要因だったけど、スマートでカッコいい。
キースイッチは本体からせり出すようになっていて、土台になっている本体表面に溝などほとんど無いので、掃除が楽そう。
バックライトの発色はキレイで、Windowsでも [Fn + F5 / F6] でちゃんと明るさを調整できるしOFFにもできる。キートップの高さが3mmほどで側面は垂直なため、奥側のキーの手前側側面に手前のキーのバックライトが反射するので、赤色とか照明下では視認しづらい色でもちゃんと「光ってるな」って分かる。
テンキー付きの場合、ホームポジションを身体の中心くらいで配置すると、テンキーの [+] や [enter] キーあたりのバックライトの根本がチラッと直に見えるのでちょっとだけ気になるかもしれない。
キーの塗装はマットな感じで、Apple Keyboardにかなり似ていてサラサラしているけど、文字刻印の境界などを見るとちょっとだけチープな感じがする。爪などでの剥げが心配な感じ。

キーボード全体の重量は「かなり」重く感じる。
104キーの場合805gと記載されている。
現行のApple MagicKeyboard(テンキー付き)が0.39kg(390g?)と記載されているので、倍以上の重さがある。
背面の真新しい滑り止めとビニールのデスクマットの効果も相まって、使用中に動いてしまうような気配は一切ない。

キーボード本体にスタンドは無いので、キーボードの高さや傾斜は固定になる。好みの高さ・傾斜にしたい場合は、リストレストを使うか、キーボードの下にマットなどを敷くかしないといけない。
Apple MagicKeyboardと比較した場合、キートップまでの高さはちょうど倍くらい。傾斜は若干はあるけど、その高さのせいか操作感としてはほぼ水平に近い(実際の傾斜角度は、MagicKeyboardとほぼ同等か、ほんのわずかに水平に見える)。
デスク環境や好みの高さ・傾斜が気になる場合は、入念に実機で検証した方が良い。

ちなみに平面におけるサイズ感・形状はApple MagicKeyboardとほぼ一緒と言って良い。

【3】キー配列など

注意すべきは装飾キーの配置。
最下部左側は、Windowsの場合端から [Ctrl] [Win] [Alt] という配置になり、一番外側の [Ctrl] キーだけ幅が1.5倍くらいある。また一番内側にある [Alt] キーは、親指で押すにはちょっとつらいくらいの位置にある。
Apple MagicKeyboardは [CapsLock] [Alt] [Ctrl] という配置で、一番内側の [Ctrl] キーが幅が広く、また一番内側の [Ctrl] キーは親指でも比較的押しやすかった。

これにより、今まで使っていたApple MagicKeyboardの場合は、キーコンビネーションは「親指で装飾 + 人差し指~薬指で文字キー」だったものが、
Keychron K1の場合は「小指で装飾 + 人差し指で文字キー」となった。
※K1の場合に「人差し指で文字キー」に限定したのは僕個人の指の長さによるもの

まだ使用一日目だけど、これについては未だに若干戸惑っており、手首の方向によっては指を痛めてしまいそうで、かと言ってキーリマップをするとしても [Alt] キーが親指でも押しづらいため、ちょっと考える必要がある。

【4】操作、電源管理など

「英数」「かな」キーは、Windowsでは「変換」「無変換」キーとして認識されているらしく、以前から設定していたGoogle日本語入力のキーマップ設定がそのまま使えてキーの刻印のとおりの機能が使えている。
「半角/全角」キーはもちろんあるけど、個人的にこのキーのトグル動作が大嫌いなため、一切使わないつもり ^^;

Bluetooth接続で使用している場合、しばらく操作しない状態が続くと自動的にスリープ状態になるらしい。復帰時の反応にわずかに時間がかかるが気にならない程度。

どうもスリープからの復帰直後に、CapsLockやInsertがONになっていることがある気がする。このキーボードの赤軸、本当にほんの1mmほど押し込まれただけでも反応するし押し心地が大変軽いので、使用中に間違って押してる可能性はあるけど。
これもしばらく様子見。

【5】その後のトラブルとトラブルシューティング

(1)ファンクションキーが動作しない

しばらく使っていて、F7のカタカナ変換などが動作しないことに気が付いた。
原因を探って [設定 > デバイス] などを見ていたら、どうもデバイス名「K1-keyboard」と表示されているKeychron K1に「ドライバエラー」と表示されている。

試行錯誤の過程で、Keychron K1を改めてUSB接続したら全く入力操作ができなかったためデバイスマネージャーを見てみたところ、Apple MagicKeyboardを使うためにインストールされていたと思われる「Apple Keyboard」のドライバがKeychron K1の動作に干渉しているらしいことが分かった。
デバイスマネージャーで表示されるApple Keyboardのドライバをすべてアンインストール(かぜかKeychron K1接続中は三つくらい表示されていた……)、
Keychron K1はBluetooth接続デバイスからいったん削除し再度ペアリングを行ったところ、ファンクションキーが正常に使えるようになった。

(2)ファンクションキーがF12までしか無いけどどうする問題

これはKeychron K1が悪いわけではないけど、
Apple Keyboardは標準のF12までに加えてF13~15、さらにテンキー上にF16~19までキーがある。
Windows PCでは、環境や動作ソフトによっては後ろの方のキーは動作しないこともあるけど、
僕はこのファンクションキーに、スクリーンキャプチャソフト「Screenpresso」のショートカットや、ホットキーツールの「DressKey」のモード切替のショートカットなどを割り当てていたので、F12までしか無いのは多少不便。

とりあえずPrintScreenキーの標準機能を「Screenpresso」のショートカットで上書きした。

「DressKey」についてはちょっと保留中。


2020/7/1 追記

使用に大きな問題が出てきたためいったん使用を中止。

症状としては

(1)Bluetooth接続がとても不安定
具体的には、接続が切れるわけじゃないけど
・スリープ状態からの復帰後、しばらくキー押しっぱなし状態や大きな遅延が発生する
・使用中に↑の状態が突発的に発生する
文字入力してると、「あああああああああ」って入力されて、それを消すBackspaceの操作もリピートされて消し過ぎて……っていうのを行ったり来たりして大変面倒。

(2)スリープからの復帰時にCapsLockがオンになる
別に大問題じゃないけど、これから文字入力しようって時に一手間増えるの嫌だ。
これは不具合なのでは?と思ってサポートに問い合わせているけど確認中。

(3)キーの打ち間違えが多い
これは慣れの範囲だけど、何しろ赤軸キースイッチなので、ほんの少しキートップに重量がかかっただけで反応してしまう。キーの上を指が通り過ぎるときに少し触れたら入力されてしまうくらい。

当然(1)が主たる問題なのですが、
これについてはサポートに問い合わせたところリセットの方法を教えてもらったため、暇な時に試してみようと思います。

Fn + 1 or 2で接続PCを切り替え、トラックボールはBluetoothと付属USBレシーバーとを切り替えて、完全にPC2台の切り替え操作が実現できていたのですが、ちょっと残念な結果に。

リセットやサポート対応などを待ち、様子見です。


2020/7/27 追記

しばらくApple MagicKeyboardを使っていましたが、
あるときPC2台で使用していたKensingtonの無線Expert Mouseの無線接続がものすごく調子が悪くなり、
原因を探ったところデスクにおいていたJBLのSoundgearのBluetoothレシーバーの電波が原因らしいことが判明。

もしやと思いKeychron K1を再使用してみたところ……
うん、前ほどのトラブルは無いように見える。
今のところ操作には全く支障が無いように見えます。

無線LAN、複数のBluetooth機器、あちこちに配線されているディスプレイ・オーディオのケーブル、スマホにiPadにSwitchに…… と、何が干渉していてもおかしくない環境ではありましたが、
やはり原因は環境にあったということです。

これでKeychron K1が実運用できる!

しかし、Apple MagicKeyboardと完全に代用するには一つだけ問題があり、
キーボードマクロツールやスクリーンショットソフトで使用しているF13~19のキーが無いということ。
とは言え、一般的なキーボードはF12までしか無いので、
これは無駄に多いApple MagicKeyboardの仕様にいつまでも頼っていては、環境に適応できません。

F13~19を使用しているのは、
・キーボードマクロツール「Dress Key」
 →テンキーにキーボードマクロを設定できるツールであるが、そのレイヤー変更にF13~15キーを使用していた
・スクリーンショットソフト「Screenpresso」
 →スクリーンショットにF16~19キーを使用していた
以上の二種類だけ。
まぁ「どうにかしろや」というレベルです。

Keychron K1が実運用できることが分かったので、タイピング検定のトレーニングツールで単語・短文・長文タイピングのテストをしてみました。
赤軸のキーは完全に押し込まなくても反応してくれるので、正しいポジショニングを身に付けてさえいれば、非常に軽やかなタイピングができます。
心配なのはKeychron K1のキー塗装の耐久性でしょうか。比較的爪が長くなりやすいので、タイピングでの爪の接触にどれくらい耐えられるか不安はあります。

とりあえず、ようやく実戦投入されたKeychron K1。しばらく運用してみます!

Windows10のデスクトップ、タスクバー、ツールバー、クイックアクセス、スタートメニューの使い方について考える

Windows10において、ファイルを見たりアプリを起動したりというときには、以下を操作することになる。

・デスクトップ
 ・ショートカット
・スタートメニュー
 ・アプリケーション一覧
 ・ピン留め
・エクスプローラー
 ・クイックアクセス
・タスクバー
 ・ピン留め
 ・ツールバー

いろんなところからいろんなことができる。

もちろんやりたいことに応じて適した方法はあるけど、以下のような問題もある。

・デスクトップにアイコンが増えるとシステムやアプリケーションの動作に影響を与えることがあるので、できるだけアイコンは少なくしたい。
・デスクトップにアイコンが増えると単純に見た目に汚く、どこに何があるか分かりにくい。
・一つの目的に対して手段が多過ぎるし、それぞれの操作手順が大きく異なる。
・タスクバーは実行中のタスクを表示する都合上自由度が低い。
・「おすすめ」とか「よく使う」関連の表示は表示項目が更新されることがあるため常用するには信頼性に欠ける。
・(これは僕がGoogleFileStreamを使用しているため)ローカルでファイルを管理する必要性が低い。

以上のようなことが気になったため、
UIの使い方、エクスプローラーの使い方、ショートカットの管理について検討することにした。

【1】何をどのように使うか、あるいは使わないか

まず「道具」が多過ぎる。使う必要が無いものを特定できるのであれば最初から除外したい。
基本的に常に必要なものは以下のようになる。

【1】システム上のすべてのアプリケーションランチャーの一覧
→スタートメニューを使うほかない

【2】システム上でよく使うアプリケーションランチャー(概要版と言える)
→スタートのピン留め、タスクバー、ツールバー、エクスプローラーでのショートカットが使える

【3】特定のファイルへのアクセス、作業中・一時ファイルなどの保持
→本来であればデスクトップおよびショートカットを使用する。
→デスクトップを使用しない場合、エクスプローラーで何らかのフォルダを表示するのが分かりやすい。

→クイックアクセスが使える

【1】については選択肢は無い。スタートメニューの表示項目を変更せずにそのまま使うこととする。
ただし、スタートメニューのランチャー一覧は基本的に数が多いため、
スタートパネルの上下幅を最大まで伸ばした
※「全画面表示のスタートメニュー」は、最初に表示されるのがピン留めになるため使用しない。

【2】については複数のツールがある。

スタートパネルを大きくしたことでスタートのピン留めの重要度が上がっているが、ピン留めできる項目は限られており、またタイル表示は「大」は表示領域を圧迫するし、「小」は増えれば増えるほど視認性が悪くなる。
そこでスタートのピン留めは主にシステム関連の操作に使用することにする。

タスクバーは実行中のタスクが表示されるため、ピン留めしてランチャーとして使用するには少し使いにくい。
そこでタスクバーはPC使用中に常に実行するタスクのみピン留めすることにする。

ツールバーは自由度が高いが、数が増えすぎるとタスクバーを圧迫することになる。
一方でエクスプローラー的な使い方(ファイルをドロップするなど)ができるのは便利。
そこでツールバーはよく使うアプリケーションのランチャーとして使うことにする。
ただし、これは時々更新ができるようにした方が良いかもしれない。

【2】スタートパネルの使い方

スタートパネルは主にシステム関連の操作に使用することにした。

(1)カレンダー
 →サイズは中とした。日付と曜日が確認できれば良い。
(2)天気
 →サイズは大とした。当日を含め5日間の天気が確認できるのは便利。
(4)スクリーンキーボード
(5)Microsoft Store
(6)Logicoolカメラ設定
 →ビデオチャット時のデバイス設定を行うもの
(7)Internet Explorer
(8)Microsoft Edge
 →上記ブラウザは普段使わないが、特定のサービスの利用に必要となるため。
(9)スマホ同期
(10)LINE
 →スタートアップ・常駐はしないが、すぐに連絡を取れるようにする。
※メーラーはブラウザのGmailを使用するため登録しないが、使うならば登録しても良いと思う。

以下のよく使う設定を「設定」グループとした。

(1)サウンド
 →オーディオデバイスの設定を時々変えたいため登録する。
(2)デバイス
 →Bluetoothの設定を時々変えたいため登録する。
(3)更新とセキュリティ
(4)コントロールパネル
※また、タスクマネージャーは [Ctrl + Shift + Esc] で起動するようにする。

【3】タスクバーの使い方

タスクバーには初期設定の「検索」「Cortana」「タスクビュー」のボタンをとりあえず配置しておく。

ピン留めは、ほぼ常時実行するタスクに限定する。

(1)エクスプローラー
(2)チャットツール(僕の場合はSlack)
(3)ブラウザ

【4】ツールバーの使い方

ツールバーは概要版アプリケーションランチャーとする。

まず「ドキュメント」フォルダ内に「ショートカット」というフォルダを作成した。
タスクバーで右クリックし、[ツールバー > 新規ツールバー] で、「ショートカット」フォルダのディレクトリを指定し、フォルダ内をツールバーに表示するようにした。

「ショートカット」フォルダ内には、少しでも使用するアプリケーションは軽率に追加すれば良いが、
使用頻度が極めて低いものについては、「アプリケーション」フォルダを作成してそこに格納した。
また「アプリケーション」フォルダを一度エクスプローラーで開き、表示を「中アイコン」にしておいた。以後はフォルダ内は中サイズのアイコンで表示され、アプリケーションのショートカットの視認性が良くなる。
あとはアプリケーションインストール後にデスクトップに作成されたショートカットを気兼ねなく「アプリケーション」フォルダに追加していけば良い。

Windowsアプリケーションでは、電卓とテキストエディタを必要に応じて追加するくらいか。

【5】エクスプローラーのクイックアクセスの使い方

これまでの項目に比べてエクスプローラーのクイックアクセスは自由度が高い。
一方、経験上クイックアクセスは勝手に並び順が変更される場合があり、
あまり手間をかけたカスタマイズをしても崩れてしまうリスクがある。
またフォルダの表示名などは変更できないため、そういった意味でカスタマイズ性は完璧でない。
そのため、ツールバーと同じく任意のフォルダにショートカットをまとめ、そのフォルダへのアクセスを整備しておく方が適切に思われる。

まず、エクスプローラーの設定を見直す。

[表示 > オプション]
・「全般」タブ
エクスプローラーで開く:クイックアクセス
プライバシー:
 最近使ったファイルをクイックアクセスに表示する:OFF
 よく使うフォルダーをクイックアクセスに表示する:OFF

・「表示」タブ
ナビゲーションウィンドウ:
 ライブラリの表示:OFF
 →GoogleFileStreamで同期フォルダをライブラリとして使用しているためOFFとした

クイックアクセスのカスタマイズには、その他多数の設定が絡んでくる。

■ One Drive

まずデスクトップに代わるものとして、別のWindows PCでMicrosoftアカウントにログインすれば作業中のファイルが同期されるよう、One Driveを使用することにした。

One Driveフォルダ内に「同期デスクトップ」フォルダを作成し、クイックアクセスにピン留めした。
同時に「デスクトップ」フォルダはピン留めを外す。
また「同期デスクトップ」フォルダは表示を「中アイコン」とし、実際のデスクトップと同じ感覚で使えるようにした。
容量が限られているため、今後の使用感によっては、GoogleFileStream、またはローカルフォルダ(ライブラリ内のフォルダ)に変更しようかと思う。
また、壁紙、フォント、アプリケーションのプラグインや設定ファイルなど、デバイスを移行したときにそのまま使用したいファイルに関しても、One Drive内に「作業環境」フォルダを作成して保管することとした。

■ ファイルサーバー、Googleの共有ドライブ

昼間の仕事中に使用するファイルサーバーやGoogleの共有ドライブなどへのアクセスは確保しておかなければならない。
とりあえず、ファイルサーバー、共有ドライブの各ディレクトリトップをクイックアクセスにピン留めした。

■ ダウンロード、ドキュメント、ライブラリ

ブラウザやチャットツールを使用してファイルをダウンロードする場合は、ダウンロード先は常に「ダウンロード」フォルダにする(基本的には初期設定で良い)。
そのため「ダウンロード」フォルダのピン留めを外す必要は無い。
ただし、ダウンロードしたフォルダは必ず適切なフォルダへと移動するものとする(でないと受け取ったファイルを紛失したり、ファイルを探すのが大変になったりする。面倒だけどちゃんと処理する)。

アプリケーションによっては、編集ファイルを「ドキュメント」フォルダに保管することになる。
使い始めるとゴチャゴチャしやすいため自発的に使うのは極力避けるが、
どうしてもOne Driveの同期フォルダを避けてローカルに保有しなければならない実行ファイル(.exe)のアプリケーションやその設定ファイルなどは、「ドキュメント」フォルダの中身をバックアップすれば環境が移行できるようにここで管理することにした(実際の中身はそんなに細かく整理しない)。
ただし、Word文書やExcelシート、PDFやテキストなどの書類ファイルは、書類関連専用のフォルダを作成してでも厳密に分類し保管する。

「ライブラリ」フォルダは、元々分けられているとおりに適切に運用するのが良いと思うが、
僕の場合はGoogleFileStreamで個人的なファイルはすべて同期フォルダで管理しているため、ローカルの「ライブラリ」フォルダは全く使用していない(iTunesの音楽データが「ミュージック」に保管されるくらいか)。

■ よく使うフォルダ、作業用の一時的なショートカット

こういったフォルダをどこまでクイックアクセスにピン留めするのかが、個人的には一番悩ましかった。ここが定まらないために、ダウンロードしたファイルはダウンロードフォルダにもデスクトップにもあるし、毎日アクセスするフォルダでもショートカットを作らなかったりするし、エクスプローラーのウィンドウをいくつも開くし、という諦めがあった。
今回の整理でしっかりと使い方を定めたい。

まず「ドキュメント」フォルダ内に、「ショートカット」フォルダを作成したのと同様に「作業中」フォルダを作成し、それをクイックアクセスにピン留めした。
このフォルダには、よく使用するファイルサーバーのディレクトリや、テンプレートファイルへのショートカットなどをとにかく自由に追加する。
2回以上アクセスすることが分かっているならばすぐに追加しておく。
もし恒常的にアクセスするディレクトリがあるのであれば、フォルダ分けして別のクイックアクセスにするのも良いかもしれない。
作業が終わったらショートカットを削除することで、タスク管理の役割も持たせることにした。

■ ごみ箱

「ごみ箱」は、システム上はディレクトリではなくアプリを経由して開くらしい。
これはクイックアクセスでもスタートメニューへのピン留めでも良いと思う。
僕はクイックアクセスを増やしたくなかったのと、それほど必要な場面が無いのでスタートメニューにピン留めした。
ただし、「ごみ箱」をスタートメニューにピン留めした場合は、なぜか配置の移動ができなくなっているので注意(環境によるかも)。

■ その他

その他、PDF出力したファイルを保存するフォルダ、スクリーンショットを保存するフォルダ、画像や動画を書き出すフォルダなど、場所を固定してファイルを格納し、開くことがあるフォルダについてはクイックアクセスに追加する。


以上で、デスクトップ、タスクバー、ツールバー、クイックアクセス、スタートメニューの使い方をある程度固定した。しばらく様子を見つつ運用したい。

また、デスクトップをファイルの保管場所として使用しなくなったことにより、マルチタスクにおけるウィンドウの使い方にも多少変化が出る(基本最大化ウィンドウを使用する)し、
仮想デスクトップの使い方、またショートカットキーなども少し見直したり覚え直す必要があると思う。
次の機会には、こういった点について検討してみたいと思う。